働く女性のジョイココ体験談
放置してはダメ! 手の常在菌と悪い影響を与える菌
放置してはダメ!
手の常在菌と悪い影響を与える菌
風邪を予防するには、手洗いうがいが欠かせませんよね。
それはなぜかというと、手にはたくさんの菌がついており、何かを食べたりすることでその菌が体内に入ってしまうからです。
手に付着している菌にもさまざまな種類がありますが、すべてが悪い菌というわけではありません。
しかし、放置しておくと病気等の原因となることはもちろんありますので、手につく菌について知っておくことが大切です。
手にはどれくらいの菌が付着している?
手についている菌の量は人それぞれですが、清潔な環境にいて常にアルコール消毒を行っている医療従事者でも、1㎠あたり39,000~4,600,000個もの細菌が付着しているそうです。
多くの人が行き交う電車に乗ったあとやアウトドアをしたあとなど、手を洗わないでいるともっと多くの菌が付着しているわけです。
常在菌は安全?
手に付着している菌は、常在菌と通過菌の2つに分けられます。
常在菌とは、皮脂腺や皮膚のひだなどに常にいる菌で、表皮ブドウ球菌が代表的です。
菌は菌ですが、人間にとってはいて当たり前の菌で、深部にいるため手洗いをしたり表面をアルコール消毒したりしても完全に無菌にはなりません。
しかし、常在菌がいるからといって何かに感染したりすることはないので安心してください。
むしろ、すべて除菌しようと神経質になって消毒してしまうと、有害な菌に対する抵抗力が下がってしまいます。
常在菌がいたほうが免疫力が上がると考えていいでしょう。
注意すべきは通過菌!
手に付着している菌で注意しなければいけないのは通過菌です。
通過菌は、大腸菌や黄色ブドウ球菌、緑膿菌などが代表的で、放置しておくと風邪や感染症の原因になるおそれもあります。
通過菌は、常在菌と違って丁寧に手洗いをすることで除去することができます。
手洗いのポイントは、石鹸をつけて30秒から1分、爪の間や指の間、手の甲まで丁寧に洗うこと。手洗いをしたあとは必ずタオルで手を拭きましょう。
水で濡れたままにしておくと、また菌が発生してしまいます。
石鹸をつけて手洗いする他に、アルコール消毒も効果的です。
手を洗う場所が近くにないときなどは、アルコールが含まれたウェットティッシュやハンドジェルなどで手を拭くだけでも効果的です。
風邪や感染症を防ぐためにも、外出先から帰ったときやトイレに行ったあとなどは必ず手を洗うことを心がけましょう。
神経質になる必要はありませんが、手洗いを心がけるだけで有害な菌が体内に入ってしまうことを防ぐことができますよ。