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今もう一度確認しておきたい、アルコールハンドスプレーの使い方

手指消毒がスタンダードになった今、外出先やオフィスなどでアルコールハンドスプレーを使用する機会は多いものです。しかし特別な使い方をするものではないからこそ、自己流で使っている人も少なくありません。
アルコールハンドスプレーは適切な量や擦り込み時間を守らないと、十分な効果が得られないといわれています。そこで今回は、意外に見落としがちなアルコールハンドスプレーの正しい使い方をご紹介します。

アルコールハンドスプレーの正しい使い方は?

今や手指消毒に欠かせないアイテムとなったアルコールハンドスプレー。しかし、ただなんとなく手にスプレーすればいい……というものではありません。せっかくアルコールハンドスプレーを使うなら、正しい使い方でしっかりと手指消毒をおこないましょう。


効果的なアルコールハンドスプレーの使い方

アルコールハンドスプレーを使うときは「使用量」が大切です。
スーパーやオフィスビル、公共施設などの入り口に置いてあるポンプ型のアルコールハンドスプレーの場合は、ポンプを最後までしっかりと押し切った量(3ml以上)が適量です。ジェルタイプの場合は2プッシュ分(1.5~2ml以上)が適量となります。

また、擦り込んでから15秒以下で乾いてしまう場合は、アルコールの量が足りない可能性があります。WHOのガイドラインでも手指消毒の工程は20~30秒と規定されているので、15秒経つまでに乾いてしまう場合はアルコールを追加しましょう。十分な量のアルコールで手指を覆うことで、アルコールとウイルス・菌が接触する時間が長くなります。これにより効果的に消毒ができるのです。


アルコールハンドスプレーは強く擦りすぎないことが大切

アルコールハンドスプレーは指先から手のひら、手の甲、指の間、親指、手首へとなじませていくのがポイントです。このとき早く乾かそうとしてゴシゴシと強く擦り込む人がいますが、乾いてからも強く擦るのはNGです。乾いた肌を擦りすぎると、手にいる常在菌が浮き上がり、かえって菌の数が増えてしまいます。
アルコールをスプレーしたあとは、手から手首の全体にやさしくなじませるようにしましょう。


アルコールハンドスプレーの消毒は「爪」までしっかり広げる!

アルコールハンドスプレーを使うときは「爪」までしっかりと塗り広げるのが大切です。爪の先や根元の部分は汚れが溜まりやすく、消毒が不十分だとウイルスや菌が繁殖しやすい場所です。アルコールで手指消毒をする際は指先を曲げた状態で、爪にかかるように噴射してから手全体に広げていきましょう。
「アルコールを頻繁に使っていると爪の乾燥が気になる」という人は、ハンドクリームで保湿をしてあげると美しい爪が保てますよ。

    

手指消毒で清潔に! アルコールハンドスプレーを正しく使おう

アルコールによる手指消毒は感染予防においてとても大切です。ただ、しっかりと予防するには正しい使い方を知っておく必要があります。今回ご紹介したアルコールハンドスプレーの使い方を参考にしつつ、手洗いや手指消毒をこまめにおこなうよう心がけましょう。

また、お出かけの際にはいつでも手指消毒ができるよう、携帯用のアルコールハンドスプレーを常備しておくのもおすすめです。携帯サイズのアルコールハンドスプレーを持ち歩いておけば、食事前や電車に乗ったあと、帰宅時などにサッと手指消毒ができます。
感染から身を守るためにも、アルコールハンドスプレーを上手に活用して手指を清潔に保ちましょう。

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