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消毒用アルコールスプレーと濃度の関係とは? 殺菌効果の有効範囲とは?

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消毒用アルコールスプレーと濃度の関係とは? 殺菌効果の有効範囲とは?

手指消毒に欠かせないアルコールスプレーには、「○○vol%」などの数字が書かれていることがあります。
これはアルコールの“濃度”を表すものですが、ウイルスや菌の感染対策をする場合、どのぐらいの濃度であれば十分な殺菌効果が得られるのでしょうか?
本記事では消毒用アルコールスプレーの濃度表記の方法や、手指消毒に適しているアルコール濃度の有効範囲について解説します。

アルコールの濃度には2種類の濃度表記がある!

一般的に除菌用スプレーなどのアルコール製品には、アルコール(エタノール)濃度が明記されています。
そしてアルコールの濃度を示す表記には、主に次の2種類が用いられます。

・質量(重量)パーセント濃度 : 「wt%」と表記
内容)製品100gの中にアルコールが何g入っているか


・容量パーセント濃度 : 「vol%」と表記
内容)製品100mLの中にアルコールが何mL入っているか

除菌スプレーなどのアルコールを有効成分とする製品には、後者の「容量パーセント(vol%)濃度」が使われることが多くなっています。

手指の消毒に有効なアルコールスプレーの濃度は?

アルコールスプレーにはさまざまな種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまうという方も少なくありません。
そこで注目すべきなのが、アルコール(エタノール)の濃度です。


ウイルス対策に効果的なアルコール濃度

手指に付着したウイルスの殺菌には、十分な濃度のアルコール製品を使用することが大切です。
WHOが発表したガイドラインによれば、アルコール(エタノール)濃度が60~80vol%あれば十分とされています。また、東京医療保健大学大学院の論文でも「エタノール濃度が63vol%あれば、数々のウイルス・菌への殺菌効果が得られる」との結果が記されています。
(参考:http://www.thcu.ac.jp/uploads/imgs/20190605090207.pdf)

アルコール(エタノール)の濃度が高い製品は殺菌力が高い一方で、脱脂力も強くなるため肌が荒れやすくなります。肌が弱い方は、アルコールスプレーを使用したあとのハンドケアを十分におこなうようにしましょう。


アルコールがウイルス対策に効く理由

新型コロナウイルスなどの「エンベロープウイルス」は、表面が脂肪の膜で包まれています。この脂肪の膜が壊れると、ウイルスは感染力を失います。
手指に使われるアルコールには脱脂作用(油を溶かす作用)があるため、ウイルス対策に効果的とされているのです。

    

適切な濃度のアルコールスプレーで手指を清潔にしよう!

最近ではさまざまな施設にアルコールスプレーが設置されていますが、「ドアノブやつり革を触ったあと、すぐ手を消毒したい」という方も多いのではないでしょうか?
そんなときに便利なのが、携帯用アルコールスプレーです。

ジョイココで発売されている「ジョイココモイストハンドスプレー」は、手肌をいたわる保湿成分と高品質な香りをプラスしたアルコールスプレーです。アルコール濃度が66vol%でさわやかな香りを楽しみながら、手指消毒はもちろん、マスクのイヤなニオイ対策にも使えます。
持ち運びに便利なサイズなので、カバンに忍ばせておけばいつでもどこでも手軽に消毒ができますよ。

感染予防対策においては、手に付いたウイルスや菌をしっかりと消毒することが重要です。
適切な手洗いとアルコールスプレーによる消毒をおこなうと、手指に付着したウイルスや菌を取り除くことができます。
せっかくなら、いい香りのアルコールスプレーでリラックスしながら感染予防を続けましょう。

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