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消毒で使われる「エタノール」とはどのような成分? その効果とは?

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消毒で使われる「エタノール」とはどのような成分? その効果とは?

手指の消毒が必須となった今、日常のいたるところでエタノール消毒液が取り入れられています。しかし、「手指消毒に効果的」というのはなんとなく知っていても、エタノールがどんな成分なのか知らないまま使っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「エタノール」とはどのような成分なのか、またどんな効果が得られるのかを詳しく解説します。

エタノールとはどんな成分? 種類や効果を解説

エタノールはアルコールの一種です。別名として、「酒精(しゅせい)」「エチルアルコール」とも呼ばれています。エタノールにはサトウキビやとうもろこしなどを発酵させてつくった発酵アルコールと、エチレンと水を化学反応で合成させた合成アルコールの2種類があります。
日常的に親しみのあるお酒類には発酵アルコールが使われており、その他の飲食料品や香料、試薬など幅広い用途に使用されています。一方の合成アルコールは化学工業用として洗剤や化粧品、医薬品の原料として使用されています。 また、エタノールは成分濃度によって次の種類に分けられます。

①無水エタノール

無水エタノールとは、体積に対するエタノールの比率(濃度)が99.5vol%以上のものを指します。水分をほぼ含まないため洗浄力が高く、即座に蒸発するのが特徴です。
この特徴を活かし、水気を嫌う電子機器などのお手入れに使われるケースが多く見られます。
ただし殺菌が完了する前に蒸発してしまううえ、肌への刺激が強いため、手指消毒には向いていません。手指に使う場合は精製水で薄める必要があります。


②消毒用エタノール

一般的に、エタノールの濃度が76.9~81.4vol%のものを広く「消毒用エタノール」と呼んでいます。水分量が多い分蒸発までの時間が長く、塗布した部分に留まりやすいため、無水エタノールよりもウイルスの不活性化に効果が高いことが特徴です。WHOのガイドラインによると、「ウイルス対策としては濃度60~80vol%の範囲であれば効果的である」という見解が出されています。 (参考http://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/70126/WHO_IER_PSP_2009.07_jpn.pdf?sequence=12)

    

エタノールの用途とは? アルコールとの違いについて

エタノールは、手指の消毒・除菌や医療器具の消毒に使われるほか、雑貨や住居・公共設備の除菌などにも用いられます。油分が溶けやすい性質を利用し、アロマテラピーの精油の溶剤としても使われることがあります。 また、先述している通りエタノールは「アルコール」の一種です。アルコールにはメタノールやイソプロパノールなどの種類もありますが、お酒として飲んだり消毒用として使ったりと汎用性の高いエタノールが一般的に広く使われています。

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